お酒の後のラーメン
まず、アサヒビールのアンケートから。
お酒を飲んだ後に食べたり飲みたくなるものは?です。
もちろん、“ラーメンのはなし”のテーマに出てくるぐらいですから、ラーメンに決まっています。
おせち料理とラーメンの関係でも、おせち料理に飽きたら食べたくなるものはラーメンがダントツで、外食でアツアツのラーメンが食べたくなる訳を考えてみました。
今回はなぜ、お酒を飲んだ後はラーメンを食べたくなるのか?です。アサヒビールによれば、
「アルコールが体内に入ると代謝が活発になり一時的に低血糖状態になるため、たとえ「つまみ」類を沢山食べても「満腹感」が得られないため、炭水化物が食べたくなるという生理的なメカニズムが背景にある」だそうです。
次に、オリコンのアンケートを見てみましょう。
飲んだ後に食べたいラーメンランキングです。
こちらは、もう飲んだ後はラーメンを食べたくなるという前提のアンケートになっています。
1位しょうゆ
2位とんこつ
3位しお
4位みそ
やはり!という結果です。
しかしこれは、わざわざ飲んだ後に限定しなくても、同じ結果が出ていたのでは?と思いますね。
やっぱりラーメンは豚骨醤油!で書いている通りです。だって、日本人が1番好きなラーメンは醤油ラーメンで、YAHOOの調査では、豚骨醤油ラーメンが1位なのですから。この結果はお酒を飲んでいようがいまいが同じなのでは?
さて話を戻して、
お酒を飲んだ後に何故ラーメンを食べたくなるのか?
オリコンによれば、
お酒に含まれているアルコールが体内に入ると、アルコールを分解しようと肝臓がフル回転する。この時、肝臓は分解の為に血糖を大量に消費する。人間は血糖が高い状態だと食欲が湧かないが、逆に低くなると「ゴハンの時間だよ」と指令が送られ、空腹ではないはずなのに、お腹が空いてくる。という事だそうです。
だから別にラーメンだけが飲んだ後に最適な食べ物というわけではないのですが、大量にアルコールを摂取して麻痺した臭覚や味覚にとっては、ラーメンのような濃さがちょうどいいのかもしれませんね。
アルコールを飲むと血糖値が低くなって、
炭水化物がほしくなる(アサヒビール)、麻痺した臭覚や味覚にとっては、ラーメンのような濃さがちょうどいい、ということのようです。
人間の体ってよく出来ていて、不足しているものが欲しくなるんですね。そういう意味では、好きなものを好きなだけ食べるのって健康的な食生活っていえそうな気もします・・・。(2007.2.28)