業務用 手打ち式冷凍うどんについて
なか川のこだわりの製品の中でも、特におすすめなのが「手打ち式冷凍うどん」です。
特徴1:一等小麦粉 使用
手打ちに適した高級小麦粉を使用しているのがこの製品です。
小麦粉の質によっても、うどんのツヤや食感、味わいは大きく変わります。
特徴2:十分な熟成と手打ち式の製法
手打ち式うどんの場合、まず円柱状にこねた生地を、
恒温恒湿庫で一昼夜かけてじっくり熟成させます。
これにより旨味が引き出されます。
次にこの生地を圧延し、また放置します。力を加えて、寝かせる訳です。
こうして、更にグルテンの形成を促進させ、より弾力のある、旨味の増した生地をつくります。
次に延ばしていくのですが、通常、工場で製造されるうどんは、生地を帯状に延ばします。
この場合、ローラーで延ばすのですが、厚い状態から、徐々に薄くしていきます。
この方法ですと、麺を一方向から延ばすことになります。
それに対して、手打ち式うどんの場合は、3方向から延ばします。
こうすることで、グルテンの網目構造がより複雑になり、
弾力に富んだ、コシの強い生地になります。
特徴3:包丁切り
通常は、何番という切り歯で切ります。
一定の幅のものを10番の歯で切ると、20番の倍の太さという具合です。
一方、手打ち式うどんは、包丁切りします。
コンベアーに流れてきた生地をリズミカルにトントントンと切っていきます。
こうすることで、完全均一ではない、手づくり感のあるうどんが出来上がります。
特徴4:多加水
うどんは中華麺やそばに比べ、加水は多いのが普通です。
これは、弾力のある食感を出すためです。
しかし、通常の機械式のうどんでは、この「多加水」にすることが難しい場合があります。
それは、普通は麺帯を麺棒に何重にも巻き取ってからつくるからです。
この状態で生地を熟成させようとすると、
多加水麺の場合、生地自身の重みで生地が垂れ下がってしまって、
うまく次の作業工程に移れなくなってしまうのです。
しかし本来、うどんの場合は、このぐらいの加水の方が、
弾力に富んだ、おいしいうどんになる訳です。
手ごねうどんの加水率でうどんをつくるためには、
このように手打ち式の設備を取り入れる必要があります。